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朝、パソコンを開く。やることはわかっている。リストにも書いてある。なのに、最初の一個に手がつかない。
夜と違って、昼はやろうと思えば動けるはずだ。返信も書けるし、調べものもできる。手を動かした分だけ、タスクは一個ずつ減っていく——理屈の上では。なのに、その最初の一個に手がつかない日がある。タブを開く。関連しそうな記事を読む。もう一つ開く。気づくと三十分が溶けている。手は動いていないのに、頭だけがずっと忙しい。サボっているわけじゃない。むしろ、ちゃんとやろうとしている。やろうとしすぎて、止まっている。
これはたぶん、性格というより、考え方のクセだ。
僕は元エンジニア寄りの頭で、何かに手をつける前に「一番いい順番」「正解の一手目」を先に決めようとする。設計から入る、と言えば聞こえはいい。でも実際にやっているのは、動かずに調べ続けることだ。
調べているあいだは、進んでいる気がする。情報が増えるたび、正解に近づいている気がする。でも、集めた情報は、手を動かさないかぎり一行のコードにもならない。比較して、また比較して、まだ決められない。「選択肢を全部並べてからじゃないと動けない」と思っているから、選択肢が多い日ほど動けなくなる。
たぶん、順番が逆なのだ。正解がわかってから動くんじゃなくて、動いてみないと正解はわからない。頭ではわかっている。わかっているのに、今日もタブを開いている。
占いは信じない。スピリチュアルも得意じゃない。石が脳や行動に作用する、という話も、やっぱり信じきれない。
それでも、考えるのを一回止めるための、小さな外部スイッチみたいなものが一つほしい、とは思っていた。「もう調べるのはおしまい、ここから手を動かす」と自分に切り替えさせる、目に見える合図。
僕が手元に置いているのはシトリンだ。古くから前進や行動の象徴として親しまれてきた石らしい。効くから置いているわけじゃない。机の上でそれにふと目が留まったとき、「考えるのは一回やめて、一個だけやる」と自分に言う——その合図の道具としてなら、案外ばかにできない気がしている。石が動かしてくれるわけじゃない。動くと決めるのは、いつも自分の側だ。
それで何かが劇的に変わったかというと、別に。今日も、正解の順番はわからないままだ。
ただ、「一個だけ、正しくなくていいから手をつける」はやれた日がある。リストの一番上じゃなくていい。一番簡単なやつでいい。間違っていたら、あとで直せばいい——コードと同じだ。動かしてからのほうが、何が違うかは早くわかる。
相変わらず、考えすぎる日はある。今もたぶん、途中だ。それでも「全部わかってから動く」を少しだけ手放せた日は、夜に振り返ると、悪くない。
何から手をつければいいか決められないなら、いっそ、決めなくていい小さいことから始めるのもありだと思う。
僕にとっての診断は、答えを出す道具じゃない。考える前に、ちょっと手を動かしてみる対象だ。悩みを入れると、相性で石を返す。当たるとか、正しいとかじゃない。「とりあえず一個、動かしてみる」の、その一個に使える。
何をすればいいのか分からなくて、考えてばかりで動けない日に。
あなたの悩みに、どの石が”合図”になりそうか。占いではなく相性で探せる無料の診断です。
※相性や好みで選ぶための入り口です。効果を保証するものではありません。
※本記事は個人の体験・感想であり、特定の効果・効能を保証するものではありません。パワーストーンは医療・治療を目的としたものではありません。

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